2016年9月29日木曜日

残念なお知らせ。。。

本日現地より残念なお知らせが届きました。
お付き合いが始まって3年、今年もどんなワインが出来るか
楽しみに待っておりましたセバスチャンのワイン。
本日突然メールで
「2015年は非常に難しい年で出来上がったワインには
本来の量を超えたある物質が存在してしまった。
その為今回私のワインは無くなってしまった。
申し訳ない。。。これがナチュールワインの不測の事態であり
SO2添加で回避も出来たが私はそれを拒否した。」
というものでした。

ただまだ少しの可能性は残されています。
そのある物質に関してフランスで販売するには
許容範囲を少々超えているようですが
オーストラリアやニュージーランド、アメリカでは
十分に販売できる量のようです。(ネット情報です。。。勿論日本もOK)

現在セバスチャンにお願いしてサンプル準備中。
試飲してみて行けそうな範囲であれば
このヴィンテージは日本のみのレアワインとなります。

どうなることでしょ・・・


2015は幻となるか!?

著SHO

2016年9月26日月曜日

ちょっとリッチなゴチ

一つ星といえどフランスに来たからと言って
私にはなかなか自腹では。。。

ということでゴチになってしまいました!
7区にある”GARANCE”

ちょっとこちらのオーナーの方とお会いする用事があり
デジュネでお邪魔しました。

オーナーはワイン大好きと言うこともあり
数々のヴィンテージ物を所有。
ということで最初にシャンパンから。
ヴィンテージ不明のシエクル
ドンペリ 1975
なかなかバブリーなスタートです。
お料理も久々に見た目的にも高級フレンチ!って物を頂きました。
しかしゴチになったからではありませんが
本気で美味しかったです!!
前菜の撮影を忘れてしまいましたが
メリハリのある料理構成で満足度はかなり高いです。

ワインも色々とご準備頂きこの日は計5本
気分がポマールだったようで
1922、1933、2006年を頂きました。

ご覧の通り真ん中のポマールはLEROYの2006ですが
その右2つは今は無きドメーヌです。
33は状態ばっちり。22は皆さんいまいちのようでしたが
個人的にはなかなかよかったと思います。
ある意味本当の自然派と呼べるワインかもしれません。

この夜に日本へ戻る日にとても良い思いでが出来ました!

著SHO









2016年9月8日木曜日

トンボの町

昨年の10月にアンジェのレストランで出会ったワイン。
”Domaine des Jumeaux”
名前の通り双子ですがお兄さんがワインを造ってます。
Jean Marc Tard氏
2009年よりビオ栽培を始め現在では厳格に
ビオディナミを行いながら葡萄を育てております。
こちらはデノミゼをする機械。
こちらで回転を変えながら1時間程度回すことで
水の分子を分解しそこに色々な物を加え撒くことで
土に活力を与えたり様々な効果を生みます。
例えば”クワッツ”と呼ばれる石を砕いた物を35Lに対し
10g加え1haに撒きます。
それによりミネラル感が強くなり香りがよいワインが出来上がるそう。
ビオディナミの調剤
またハーブを15分間60度で煮た物を
開花前と葉の色が変わる秋ごろにも撒いて健康な
葡萄を育てる努力をしています。
現在この地域では彼だけが馬で畑を耕しています。
こちらはブルゴーニュの馬種トレコントワ 名前は”ヌガティーヌ”12歳。
とても印象に残るトンボのエチケット。
この町のシンボルとなっているようでお祭りも毎年開催されているようです。

無添加で造っているとは思えないほど純粋でまっすぐなワイン。
全てにおいて丁寧な造りがその味わいに表現されています。
飲みすぎて目が回って倒れないようご注意下さい。 トンボだけに。。。寒~

著SHO